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屋根塗装の縁切りとタスペーサーはどちらが良いのですか?

サイディング外壁とスレート屋根の塗装工事の見積書をお出ししたお客様からのご質問でした。

エイチペイントは
タスペーサーと縁切りを使い分けています

縁切りを推す塗装業者さんは、
「タスペーサーは、後々スレート板が反ったり割れたり、
 さらに強風時、タスペーサーが飛散してしまう危険もあります。
 そんな心配の無い縁切りが良いですよ。」

一方、タスペーサーを推す人たちは、
「タスペーサーの方が安く早く確実に隙間を作ることが出来ます。
 塗装後に屋根に乗ることで、屋根を汚したり傷付けたりすることもありません。
 縁切りが確実に行われなかったときは、塗料が再接着し隙間を埋めることもあります。」

エイチペイントは、タスペーサーを標準としています。

しかし、スレート板の劣化が激しい場合、
スレート板の欠けや亀裂が多く強度減少が明らかな場合は、
タスペーサーに替えて縁切りを実施します。

縁切りやタスペーサーとは何?


縁切りやタスペーサーの最大の目的は、
上下に重なっている屋根材同士の隙間を、塗料で塞がないために行う行為です。
どちらを採用しても、その重要な役目は果たしていることになります。

タスペーサーは下塗り前に挿入します
皮スキでスレートに隙間を作りタスペーサーを差し込みます

隙間はなぜ必要なのですか?

スレート屋根は、
上の板と下の板の重なる部分に、もともと僅かな隙間があります。

目には見えない小さな穴や材料同士の重なり部分から入った雨水は、
この隙間から流れ出ていきます。

しかし、この隙間を塗料が埋めてしまうと、
雨水は外に出ることが出来ず、
屋根材を留めている釘穴などを通じて雨漏りします。

スレート屋根で屋根塗装後に雨漏りが起こるメカニズム


どちらが良いかは、決め手がありません

先にも述べた通り、どちらが良いかは意見の分かれるところです。

一時期、屋根材メーカーの中で、タスペーサーの使用を推奨しない旨を、
施工要領書のメンテナス注意書きに記載していた会社がありましたが、
最近はそのような注意書きを見かけなくなりました。

タスペーサーを差し込むことで割れてしまうような屋根材は、
その強度にそもそも問題はないのかと疑問に思うこともあります。

屋根塗装時、隙間を作るのはスレート屋根だけですか?

スレートと似た屋根材のアスファルトシングルも塗膜で隙間を塞ぐと、
雨漏りする可能性があります。

金属屋根(横葺き)は、
製品自体が軽いこと、製品形状を工夫したことで、
製品板裏面と透湿防水紙との間に隙間が保たれ、
軒先まで雨水が流れ落ちる構造になっているのが一般的

高品質にこだわるエイチペイントの職人

エイチペイントの職人たちは、
自らの現場に責任を持ち、誇りを持って取り組んでいます。
細かな仕事振りを逐一語ることはありませんが、
毎日報告されてくる施工写真を通して、品質にこだわる姿を垣間見ることが出来ます。

タスマジックによるスレート屋根のひび割れ補修
タスマジックは浸透性のひび割れ補修剤です


写真に写っているような小さなひび割れは、
現地調査時に発見できるものではありません。

お客様にお出しする見積書には、
大きなひび割れや欠けなどの補修費用は書いてありますが、
このように発見できない小さなものは当然書いてありません。


しかし、エイチペイントの職人たちはひび割れを見つけると、
浸透性の補修剤を使って補修してからでないと、下塗り作業は行いません。
もちろん職人たちのサービス作業になります。

他社の職人さんの場合、
補修などせず、下塗り作業を行うところが多いと思います。

さいたま市、春日部市の塗装工事、リフォーム工事は、
一級建築士、一級建築施工管理技士、一級塗装技能士
がいる、高品質と信頼のエイチペイントにお任せください。

エイチペイントへのお問い合わせは
0120-414-112(9:00-18:00 土日も受付)
✉メールの方はこちらからどうぞ

ブログ執筆者:一級建築士 佐藤

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